稲刈り 10月7・12・13日

今年の稲刈りは終了。途中雨の日を避けての作業でした。

10月7日 蓮華不作の田で 忙しくて写真一枚だけ

 コンバインを運転しているのは我家の長男です。前の電線にはムクドリ。追い出されるイナゴやカエルを目当てに来ています。ムクは直前までもっと多くが田で虫をあさっていたのですが、カメラを向けると瞬く間に飛び去り一部は電線に退避。一方カラスは悠々とやってます(写真右下方向)。

 蓮華不作の田での収量は従来の化学肥料を用いたものと比べて8割切るぐらいでした(日本の稲作は肥料を入れなくても地力で7割とれると言われています)。株が細く、一つの穂についている米粒の数が少ない。やはり株の成長に効く窒素が足りていないと言うことでしょう。これに対しレンゲ豊作の方は、ほぼ例年通りの収量。と言うことで次年度に向けては、レンゲをちゃんと茂らせるのが第一の課題となります。このあと直に田起ししてレンゲの種をまきます。良く茂らせるための方策をレンゲの経験豊富な農家の方と先日相談したところですが、まだまだ勉強と試行錯誤が必要です。数年内になんとか形にしたいと考えています。

 食味に関しては、レンゲ不作の田でもやはり新米はおいしいです。食べ比べは、昨日刈り取ったレンゲ豊作の田の籾のもみすりの後になります。

稲わら干しと柿

 稲わらの大半はその場でコンバインで切り刻んで田に入れていますが、畑のかぶせわら(わらマルチ)などに必要な分は刻まずに取り置いています。春先わら置き場はのらねこ親子の産屋になっていることが良くあります。

ゴヤダルマガエル タヌキの足跡があった田で

 考えて見れば稲刈りというのはジェノサイト級の行いです。一面の稲を刈り払い、カエルや虫たちを一挙に追い出して居場所をなくしてしまいます。我家では畦にジンジャーを茂らせたりして、隠れ場所を確保したり、畦の草を高刈りして畦を裸にはしないようにしていますが、それでも田の面積と比べれば知れています。

  ちなみにすべての田で、ナゴヤダルマガエルがいることを確認しました。一冬越して、来年レンゲの頃にはまた戻ってくるのだよ。

稲の穂とツマグロヒョウモンの雄

 どちらにもこの上半期存分に楽しませていただきました。ありがとうございました。