田んぼログ&変なハルジョオン 4月24日

蓮華田ログ(定点観測)

 蓮華田も来週には耕耘されます。蓮華を楽しめるのも今週限り。

最初から良く茂っていた蓮華田

 西洋ミツバチのいた田です。蓮華満開ですが花も見納め。隣の田んぼは、緑肥にするために畔の草を刈って田の中にまいてあり境がわかりにくくなっています。

宮崎アニメのシシ神様が通ったような直線状に茂っているところがある田

 手前もぽこぽこと緑が出てきたのですが、タイムアウトです。経験豊富な農家の方と相談して、稲の出来が悪そうならば穂が出るころに穂肥を追肥してはどうかという話になりました。

 田の耕耘はプロの農家の方にお願いしているのですが、今日この田を見ながら話をしたところ、蓮華の出ている直線状のところは、秋の収穫後の耕耘のときに、田から出るために最後に耕運機で通過したところだという事でした。よってシシ神様は耕運機だったということですが、どうしてこうなるのかは全く分からないとのことでした。二人して蓮華は奥が深いねえ、まだまだ研究が必要だね、楽しめるねという話になりました。またミツバチの話をしたら、近所の人で養蜂をやっておられる方がおられて、その人のために耕耘はぎりぎりまで遅くしているとの話でした。今度一度見学させてもらおうと思っています。

 今日の畔刈はこの田の道沿い。刈り取った草は蓮華の生えてないところにまいて緑肥にしました。

ずぼらな畔刈り跡と餌をついばむドバト

 大地縛りの花があると残したりするので、なんとも・・。この田の中は、本当は蓮華満開の予定でしたが・・。刈った畔にはドバトやムクドリがやってきて餌(多分草の種や虫など)をついばんでいきます。

ムクドリ(椋鳥)

 草刈り機で作業しているとすぐそばまで来るのですが、カメラを向けたとたんギョエッと声を上げて逃げてしまいます。結構失礼な奴です。畑にもたくさん来るのですが、大きく写せたことがありません。

畑で変なハルジョオンを観察

普通のハルジョオン

変なハルジョオン(とまっているのはヒラタアブ)

はなびらが明らかに短い

 周辺には似たような株が多数。花弁の長さもいろいろあります。

中にはほとんどはなびらのないような花も

 ネットで調べてみると、やはり変異種で、ボウズハルジョオンと通称で呼ばれてるようです。花弁が短くなる舌状花退化型とのこと。花弁はなくてもアブは止まったりしているので、子孫を増やして行けている様です。

 園芸植物の世界ではこの変異に目をつけて新しい品目が見いだされてゆくわけですね。植物の世界もなかなか奥が深くて面白いです。このような突然変異の積み重ねによって新しい種へと分化してゆく・・・・ダーウィンの世界を見た気がします。それにしてもボウズというのは少々ネーミングとしてかわいそうな気もしますが。

親の居ぬ間に・・ 我家の百舌鳥のこども(300㎜望遠)

 親がキチキチ言って、なかなか見せてくれなかったのですが、今日初めてお目にかかれました。ジュリジュリと良く響く甘え声を出していました。

 

撮影機材:Kiss X9, EFS 18-55mm Zoom, EF 75-300mm Zoom.