田の中干しはじまる

 ある程度イネが株別れ(分けつ)して太くなってきたら、田の水を落として、田の土を乾かす中干しというのをやります。期間は例年10日~2週間程度。大体梅雨明け前後のこの時期です。

田のタニシたち 水を落とした田で

 たくさんのタニシたち。我家のは昔からいる連中です。ヒメタニシだと思います。ドジョウのように泥の中に潜って中干しをやり過ごします。冬も泥の中で越冬します。

ちょっと拡大  うずうずがわかります

大きさのそろった豆粒サイズの連中が集まっているところがありました。

 今年生まれの子たちですかね。

刈り残しのクサネム

 秋の収穫の時に実がお米に混じり等級を落とすので、普通の農家には大変嫌われる草です。我家ではキチョウの食草ということで残しています。この田の浮き草(写真左下あたりの)は見慣れないものだったので拡大して見ると・・・。

見慣れないギザギザの浮き草 昔からあるのは楕円の薄緑色の浮き草です

 調べて見るとアイガモ農法で使われる外来のオオアカウキクサのようです。アイガモ農法は田の雑草をアイガモに食べてもらって除草する有機農法ですが、田の草だけではアイガモはおなかをすかせてしまうので、このオオアカウキクサ(アゾラ)を導入しているようです(びっくり)。我家や近隣の田ではアイガモ農法はやってないので、用水の水に乗ってやってきたか、田にやってくる鳥たちにくっついてきたのかのいずれかだと思います。窒素肥料として緑肥にもなるとの事ですが・・・正直わざわざ外来のものを導入しなくても・・・と思ってしまいました(固有種としてアカウキクサがあるのですが、これは絶滅危惧種となっています)。

セリの花

 田の畦で繁茂しているセリに花が咲き始めました。生命力のある草なので数年前までは敵(かたき)のように抜いたりしていたのですが、実害もあまりないようなのでここ数年は適当に刈るだけにしています。そのせいもあっていろんなところにセリの群落ができており、草刈りをするとセリの良い匂いがします。

あぜのアオサギ

 いつもほぼ同じところで出会います。田んぼ1枚挟んで対岸の畦で。

チュウサギ

 稲の丈が高くなって、サギが隠れている事があり、突然すぐそばから飛び立つので肝をつぶす事も多くなってきました。この子たちは私の進行方向の路上にいました。