南アルプスの眺め 冬の濃尾平野西部から

 冬のよく晴れた日、私のあたりからは南アルプス南部の山々がよく見えます。朝のシルエットの時が一番よくわかります。

東~北東の地平に見える山稜のシルエット。1月29日6:33

山の名

 恵那山(えなさん、2191m):中央アルプス山系の独立峰です。南アルプスの山岳:赤石岳(3121m)、聖岳(3013m)、上河内岳(2803m)、光岳(てかりだけ、2592m)。皆さんご存知の富士山は一番右の矢印で示したあたりの山の背後で残念ながら直接は見えません。この方角から日が昇る頃(4月10日前後)に富士山の影を拝めるのではないかと思っているので、注意している方角です。

赤石岳山塊 小赤石岳赤石岳、中盛丸山 1月27日6:43

山の名

 愛知県内の前山のちょうど狭間に赤石岳の山塊。赤石山脈の名前の由来となった南アルプスの盟主です。小赤石岳(3081m)、赤石岳(3121m)、中盛丸山(2807m)。赤石岳の手前にうっすらと見える山は大沢岳(2820m)で中盛丸山に続いています。一番手前、右側の前山は猿投山(さなげやま)で、濃尾平野の東の端 豊田にある山です。東海自然歩道が通っており、愛知県民に良く登られている山の一つです。

赤石岳の山塊、聖岳 1月30日6:33

山の名

 50mほど移動した場所からの撮影。視差の関係で中盛丸山が少し猿投山に近づいています。聖岳は猿投山山塊の上に三角形の頭だけが見えています。

上河内岳、茶臼岳、仁田岳、加加森山、光岳 1月27日6:44

山の名

 南アルプス最南部、上河内岳(2803m)、茶臼岳(2604m)、仁田岳(2524m)、加加森山(2419m)、光岳(2592m)。池口岳(2392m)は光岳の手前に重なっています。

名古屋駅の高層ビルからの南アルプス 1月17日11:14

山の名

聖岳、上河内岳 1月17日11:14

山の名

 前山の上に雪の積もった山頂を見せています。前山は美濃(岐阜県)、尾張(現愛知県西部)、三河(現愛知県東部)の三国にまたがる三国山(みくにやま)の山塊です。 聖岳(3013m)、上河内岳(2803m)。この二山とほぼ同じ間隔、聖岳から左の方に離れた所に赤石岳のピークが見えるのですがこの写真の外となっています。赤石岳名古屋駅からより、私の辺りからの方がよく見ます。

 南アルプス北部、中部の北岳間ノ岳農鳥岳塩見岳濃尾平野の北西部の方まで行くと見える可能性があるので、いずれ試して見るつもりです。濃尾平野西縁の養老山地からも南アルプスの山岳展望を楽しめそうですが、養老山地の標高は400~850mとはいえ、ずいぶん長いことまともな山歩きをしていないので、まずは標高403mの多度山日帰りを目標に現在リハビリ中です。行けたらまた紹介します。