花軸が一斉に伸びてきました。花畑までもう少しです。
日々、次々に開いてゆきます。今年は中々出てこないので心配しました。出てきてよかった。
稲刈りに向けて田の様子を見て回っています。奥様からの刈り取れ圧力に屈せず田に刈り残してあるクサネムにキチョウのさなぎがいくつも。今年も狙い通りたくさん繁殖してくれています。下の白いのは孵ったあとの抜け殻です。クサネムの実はサイズがお米に近く、玄米にまで混入してくるので、農家では嫌われている植物ですが、刈り取る前に一手間掛けて抜き取れば問題無いはずです。
長さ3cmほど。調べるとキチョウは成虫で冬越しをして、年5~6回発生すると有ります。春先にはクサネムはまだはえてないので、クサネムが出てくるまでは何か別のものを食草にしているはずですが、なにを食べて繁殖しているのか突き止めたいと思っています。
熟しつつあるお米を吸っていわゆる斑点米にしてしまう稲作の害虫分類のカメムシの典型的な奴です。普段は畦のエノコログサとかオヒシバ・メヒシバなどについているのですが、畦の草刈りをすると追い出すことになり田へ移動します。今回は、酷暑で放置状態だったもち田の中にある島のような畑を、涼しくなったからといってうかつにも草刈りしたのが失敗でした。もち米もほとんど熟し切っているので問題は少ないと信じていますが、場合によっては正月のお飾りの分ぐらいは色選機に掛けて斑点米を除去することになるかも知れません。生き物とお付き合いするのもちょっとした技術が必要です。