レンゲ 花盛り

田のレンゲと畦のオオジシバリ

 レンゲは肥料です。ご存知、根粒菌による空中窒素の固定。化学肥料の高騰対策でもあります。5月にはいったら田へすき込みます。それでも単位面積当たりの固定窒素量は多分化学肥料を使っていたときに比べると少ないので、今年は田植えの時に植える苗の密度を減らして、苗当たりの窒素量を昨年より増やしてみる事にしました。

蜜集めに忙しいニホンミツバチ。近所の養蜂の人のところから来ています。

 レンズの絞りを絞りすぎてシャッター速度が遅くなって、翅が見えてませんが、ホバリングしています。手前のなぎなた状のものがレンゲの種(さや)です。黒く熟れたら種を採るつもりでいたのですが、すき込みの時期が早すぎて合わないような気がしています。来年は採種のための畑を別に用意する必要があるかも知れません。

レンゲとクマバチ

 果樹畑にたくさんあるクマバチの巣を観察していてわかってきたのですが、この胴体が通る程度の穴を枯木に掘って巣穴とするので、出入りで背中がすれて黄色い毛がはげたところが出来る様です。

モンキチョウ

モンシロチョウ

ハルジョオンのアゲハ

 アゲハチョウは隣の荒れ畑のハルジョオンの方が良い様です。

ツバメシジミ レンゲの葉にたまごを生んでいます。

 ヤマトシジミと同じカタバミの仲間が食草だと思っていましたが、どうもマメ科のものが食草のようです。カラスノエンドウも多分食草です。カラスノエンドウは情け容赦なく刈り取っていましたが、すこし考え直すべき??申し訳無いけれどもレンゲはあと10日ほどですき込みです。

満開

 市街地の田んぼなので、レンゲには、ご近所に対するサービスという側面もあります。実際「きれいですね」と良く声を掛けていただきますので、田んぼの好感度UPにはなっている様です。

となりの荒れ畑のハルジョオンキツネノボタンオオジシバリと田のレンゲ

 キツネノボタンは手前中央やや右の黄色い花です。あれもこれもと視野に入れていたら、はて 何を撮るんだったっけ・・・?

 雨も良く降り気温も高いので、草はどんどん伸び、花もどんどん咲いています。次の日曜日にはもち米の種の漬け込みをはじめます。今年の田植えは5月25日からです。

ハルジョオンのお花畑の虫たち

ハルジョオンの花畑

 この時期いろんなところで見かけるハルジョオンですが、我家ではスモモの木の下に毎年花畑を作っています。

アオスジアゲハ

先ほどのとは違う子 雌?

絶えず羽ばたいていて、ひらひらとあちらへこちらへ

ツマグロヒョウモン

 雌が出てくるのはもう少し後です。

ベニシジミ

ベニシジミカップ

ハナムグリ

ハナアブの仲間

 この花は白い花びらの長さが他の物に比べて少し短いです。昨年はほとんど花びらが退化したもののも咲いていました。突然変異で現れるようです。無事子孫を残せていれば今年もお目にかかれると思います。

この辺の草刈りは、いつもハルジョオンの花が終わってから。

 あちらこちらで草はどんどん伸びています。草刈りのシーズン到来ですが、写真を撮ったり、花や正体不明の草は刈り残したり、とええ加減なのはいつもの通りです。

果樹畑の花や虫たち

プルーンの花とクマバチ

 プルーンの花、今が盛り。ブーンと大きな羽音のクマバチ。果樹畑周りで剪定枝などの枯れ枝をくりぬいて巣を作っています。

ブルーベリーの花とクマバチ

 プルーン、ブルーベリー、キーウィ、ミカンなど我家の果樹の受粉に大活躍してくれています。

クロコノマチョウ

 食草はジュズダマだとか。もちを蒸すのに使っている竃の側に刈り残したジュズダマの大きめの株があったのでそこで育ったか?今年も生えてきたら刈り残してみるつもりです。今度は幼虫が見てみたい。

セイヨウタンポポにとまるヒラタアブの仲間

同じく別の種類のヒラタアブの仲間

同じくまた別の種類のヒラタアブの仲間

 ヒラタアブと言っても色々いるんですね。とても分類しきれません。

おなじくツマグロヒョウモン

 毎年春から秋まで長く付き合ってくれるツマグロヒョウモン。今年も現れています。

 セイヨウタンポポは外来姓雑草と言うことでこれまで冷遇していたのですが、在来種のタンポポ同様にたくさんの昆虫が利用しています。在来種のしたたかさもわかってきたので、タンポポに対する見方もちょっと変ってきました。

カラスノエンドウのアブラムシとナナホシテントウ

ナミテントウの成虫とナナホシテントウの幼虫

 アブラムシぎっしりのカラスノエンドウのすぐ側のギシギシの葉の上で。

ナミテントウ

 違う種類のテントウムシが喧嘩している?そんなこともあるのかなあと思っていたら、この子たち同じナミテントウの雌と雄の様です。こんなに違う模様なのに同じ種類とは・・不思議。

葉っぱの上のベニシジミ 毛皮の衣装をまとった妖精です。

 果樹畑には花も虫もたくさん。溢れています。

虫ではありません。なにやら虫が羽ばたいているような花 オオマツバウンラン

虫ではありません。 テカテカして妙に昆虫っぽい春紅葉の実。

 生き物の世界は美しくまた面白いです。

果樹畑の春

ヘビイチゴの花

 ヘビイチゴ、あちこちで咲いてます。もう少しすると足の踏み場もないぐらいあちこちに実がなります。でもおいしくはないです。

セイヨウタンポポ

 花の付け根の総苞片の外側のもの(総苞外片)がそっくり返っています。我家では畑の通路で良く踏まれるところに生えてます。一昔前はこの辺にあるタンポポセイヨウタンポポばかりと思っていたのですが、最近在来種があちこちで生えていることを見つけ在来種のしたたかさを感じるとともに、セイヨウタンポポもまあかわいいではないかと思っていいるしだいです。

八重の椿の下のカントウタンポポ

葉っぱのギザギザが少なくて、優しい感じです。

我家のヒヨドリたち

 いつもヒーヨヒーヨとうるさいですが、今年は、畑での草刈り・仕事のお伴をしてくれそうです。

クマバチをとったヒヨドリ

 今年モズは我家の果樹畑では巣を構えてないようで、ちょっと寂しいのですが、代わりに良くいるのがヒヨドリたちです。雄と雌の区別は?モズほど簡単じゃない。クマバチは倉庫の軒や剪定枝に巣を掘っていて、キーウィの受粉やレンゲの受粉に一役かってくれているので、余り食べないでくれるとうれしいのですが・・・

ハコベにとまるベニシジミ

 ハコベはたくさん咲いてます。今年はシジミ蝶をあまり見かけませんが、どこにいるのでしょう。寒暖差が激しかったので冬を越せなかったかな。

オランダミミナグサ

 よく見るとはなびらが兎(狐?)のお耳。この毛の雰囲気がなかなか春らしい。

スズメノエンドウ

 たくさん芽吹いて花を付けています。これから群生してきます。これが茂ると他の草を盛夏まで押さえてくれます。多分他の草の生長を妨害する物質を出しているのだと思います。

物干しの畑のイチゴの花

 奥様が毎年育てているイチゴ。今年も花がいくつも開いています。

ヒマラヤユキノシタ

庭のいろんなところで花を付けています。

雨あがりのカタツムリ

 我家にたくさんいるカタツムリ。隣家との境のコンクリート塀で。

ツバメたち

 昨年ご近所のタタミ屋さんの軒先で育った子たちが戻ってきたのではないかと思いますが、今年はすぐ前の古家が取り壊されたりして環境が変化しているので、果たして古巣を使ってくれるでしょうか。心配しています。

日本在来のタンポポ

 散歩コースの堤防で、在来種のタンポポがたくさん生えているのを見つけました。

多分トウカイタンポポ

 花の付け根のいわゆるがくに相当する部分(総苞片(そうほうへん)と言うそうです)がそっくり返っているかいないかが区別のポイントで、在来種はそっくり返っていないとのこと。在来種も20種近くあるらしく、その区別にはこの総苞片の形状(カギ状の突起の有無や長さなど)や花粉の大きさのばらつき度合いなどが用いられるようです。まだ経験不足ですが、カギ状の突起などから見て、写真のものはトウカイタンポポではないかと思っています。

多分トウカイタンポポ

 家の庭にもまだロゼッタ状態の日本在来のタンポポがあるのですが、こちらは昨年の花の様子から多分カンサイタンポポではないかと思っています。花が咲いたら詳しく見てみます。葉っぱの形状なども微妙に違うので、分類というのは難しいですね。

堤防の水仙も今が盛りです

今朝の木曽御嶽山 パープル(紫)御嶽 2月29日6:30

今朝の日の出 上空には雲 東の地平に狭く晴れ間 2月29日6:31

いつものカワセミ

 南の散歩コース両岸の堤防がこの子のテリトリーです。いつもお目にかかれるわけではありませんが鳴き声は良く聞きます。

趣味の星

星の軌跡 冬の大三角 2月28日19:39~
APS-C 19mmF3.5 ISO1600 5秒露出×12)

 フィルム写真の頃はメカシャッターを開放(バルブ)しておけば星の軌跡がうつりましたが、シャッターを開放するのにも電気を食うデジタル一眼でどうやって撮るのかなということで、少し調べて試して見ました。三脚に固定して、露出5秒で1秒あけて12枚を繰り返して撮ったものを比較明合成(異なる画像の同じピクセル位置の情報を比較して明るい方の情報を残してゆくという手法)で合成したものです。うすくもやがかかっているのは移動してきた薄雲の影響です。おどろいたのは名古屋近郊の光害の空でもこんなに星が写るんだ!と言うこと。星図と確認したところ8等星ぐらいまで余裕で写っています。それとフィルムの時に見られたハレーションがほとんどなくて星が実にシャープです。しかも簡単、誰でも撮れる。こんな時代になっていたのか!しばらく楽しめそうです。

星の名

 野尻抱影氏の「日本の星」によれば、源平の美濃合戦のあった岐阜県揖斐郡あたりでは、ベテルギウスの赤とリゲルの白を平家の赤旗と源氏の白旗にみたたて、それぞれ平家星、源氏星と呼んでいたようです。

ちょっとはやい春 畑の様子 2月20日

 田の様子に続いて畑の様子。

水仙

水仙が盛りです。色んなところで花を開いています。

水仙にとまるヒラタアブの仲間

ここ数日は気温も高く昆虫も良く活動しています。

黄水仙

 梅の根元では黄水仙も開いています。

梅にメジロ

 梅の蜜吸いに忙しく動き回っています。花粉運びに感謝です。

シロバナのタンポポ

 畑にはセイヨウタンポポもいくつか咲いていますが、梅の木の近くにはシロバナのタンポポももう開いていました。日本タンポポはまだロゼッタです。

ハコベ

 ハコベもあちらこちらで小さな花をいっぱい咲かせています。

ハコベの群落

ハコベにとまるヤマトシジミ

 君も出てきてしまいましたか。

オオイヌノフグリの群落

オオイヌノフグリの花

 春先の青い妖精。あちらこちらで群落を見かけます。

キタテハまでいました。

 気温が20℃近いので動きもいいです。写真撮って拡大して見るとやはりモスラですね。

 いろんなところで春が来たという感じですが、明日からまた寒いようなので、陽気に浮かれて出てきたこの子たちの明日を心配しております。過激な寒暖差を無事過ごせますように。

ちなみに今朝の散歩で出会ったヌートリア

 真冬でも川面を泳いでいるこの子は多分大きな寒暖差でも大丈夫です。この風体なので、子育てしているところをいちど見てみたいような気もしないでもないです(ですが外来生物なので・・・)。

小梅咲く 1月22日

コウメの花が開いていました 八部咲き

 コウメはいつも他のウメよりも早く花を咲かせます。実の収穫も早く、いつもカリカリウメとして漬けています。昨年は不作でしたが、今年はどうでしょう。

普通の白梅はまだこれからですが、つぼみがふくらみかけているのもあります。

ウメ林に咲く椿 ワビスケ

藪椿

 作業場の横でのびのびしている大樹の藪椿。椿の花たちもまだまだこれからです。

オオイヌノフグリハコベ、ヒラタアブの仲間

 今日の名古屋は15℃もあります。日向は風もなくもっと暖かい。季節前倒しで虫ももう活動中。明後日から寒いとの予報ですが、大丈夫かな。