久しぶりの山岳展望 4月26日朝

御嶽山乗鞍岳穂高岳槍ヶ岳 4月26日 4:54

山岳名

 左へ行くほど遠くの山です。先日の雨で空気中の塵が一掃され、槍ヶ岳まで見えました。ライブカメラで見ると奥穂高岳のふもと上高地はもう大賑わいです。今夏は久しぶりに小梨平でテント生活を出来たら良いなあと思っています。

槍ヶ岳穂高岳遠望 400mm 4:54

 槍の穂先が小さく見えています。

木曽の御嶽山 4:54

恵那山から南アルプス南部 4:49

山岳名

 恵那山、大川入山は中央アルプス木曽山脈)の南に続く同じ山系の山々です。赤石岳、上河内岳、光岳は南アルプス赤石山脈)南部の山々。猿投山は濃尾平野のはしっこ豊田市にある山です。

本日の日の出は猿投山の方向から 日の出前の朝焼け 5:07

26日の日の出の方向 山の名と

朝焼けの中にたたずむ赤石山脈の盟主 赤石岳 400mm 5:07

26日の日の出  209mm 5:13

26日の日の出 山の名と

 猿投山は台形状の山で、頂は台形の左の方に位置します。聖岳はその台形状の山塊の上に山頂の先っちょだけをちょこんと見せています。この日は猿投山山頂と聖岳山頂の間からの日の出でした。28~29日ごろに赤石岳のあたりから日が昇ってくる予定です。なんとか晴れてくれることを期待しています。

5:19 空気の澄んだ秋の空の様な空模様でした

 この季節の雨は植物にとっては恵みの雨。山展望キチにとっても恵みの雨です。

西に傾く十六夜の月 久しぶりの好天

今朝は、月齢16.1の月が西の空に残っていました    4月25日 5:03
この月が今宵東に回っていざよいの月になります

 今日のこの辺りの日の出時刻は5:08。

雲間から光 5:20

 今日は低空に雲があり、雲間からの一閃で始まりました。

今日の川面の風景 5:39

 お日様が昇ってくるといつもの朝の風景。今日は小さな波がたっていました。

雨滴光る土手の朝 昨日は雨、草はまだぬれていました

 今日の午前中は、田んぼの耕運機では耕せない縁の草を刈って、田に入れるのが仕事でした。

今日の田のオオジシバリとレンゲ

 駅に近い通勤通学路にある田なのでオオジシバリもきれいに咲いて良かった。昨年からレンゲをやっていますが、この田のご近所のうるさいおじいさんの小言(「草生やしていないで駐車場にしたらどうだ」「草を片付けろ!」)も聞かずに済んでいます。

本日午前の仕事の成果

 市街地で駅に近いと隣が駐車場だったりします。土囲いの横は機械では作業できないので手作業で草と土をのけています。取った草もすき込みます。今日明日で、他の田も作業の予定。

庭の園芸種たち 4月の落ち穂拾い

 先代(義父)が残していった植物たちです。庭や家の周りのほぼ定位置に毎年季節になると顔を出しています。

立浪草(紫)

 道沿いの石積の上や、石積の道際で毎年花を咲かせます。場所によって紫の濃淡が多少違います。紫色というのは私のカメラではなぜか写りにくい色です。見た目よりかなり白っぽく出ます。

立浪草(白)

 元々は紫のと同じあたりにあったのですが、今はいたる所にあり、白のだけが再野草化?しています。調べると紫が原種のようです。

アマドコロ

 葉に斑入りのアマドコロ。

アマドコロ、ガーベラ、ユウスゲ(まだ葉っぱだけ)

 手前少し右の細い葉っぱの一群はユウスゲです。夏になると夕方黄色い花を付けます。

ガーベラ

 結構長い間、次々に花を咲かせています。

ハナニラ

 道沿いに毎年茂っています。生命力が強いのか年々面積を広げています。立浪草もこの花も公道へ少しはみ出ているので多少気にしています。車は余り通らない道なのでご容赦願っています。

イチハツ まだ開ききっていないです。

 水仙が終わった物干しのあたりで毎年次々花を咲かせます。園芸種は山野草が好きだった先代が育てていたもので、鉢植えの山野草の多くは枯れさせてしまいましたが、地植えのものはますます元気で春を中心に楽しませてもらっています。

レンゲ 花盛り

田のレンゲと畦のオオジシバリ

 レンゲは肥料です。ご存知、根粒菌による空中窒素の固定。化学肥料の高騰対策でもあります。5月にはいったら田へすき込みます。それでも単位面積当たりの固定窒素量は多分化学肥料を使っていたときに比べると少ないので、今年は田植えの時に植える苗の密度を減らして、苗当たりの窒素量を昨年より増やしてみる事にしました。

蜜集めに忙しいニホンミツバチ。近所の養蜂の人のところから来ています。

 レンズの絞りを絞りすぎてシャッター速度が遅くなって、翅が見えてませんが、ホバリングしています。手前のなぎなた状のものがレンゲの種(さや)です。黒く熟れたら種を採るつもりでいたのですが、すき込みの時期が早すぎて合わないような気がしています。来年は採種のための畑を別に用意する必要があるかも知れません。

レンゲとクマバチ

 果樹畑にたくさんあるクマバチの巣を観察していてわかってきたのですが、この胴体が通る程度の穴を枯木に掘って巣穴とするので、出入りで背中がすれて黄色い毛がはげたところが出来る様です。

モンキチョウ

モンシロチョウ

ハルジョオンのアゲハ

 アゲハチョウは隣の荒れ畑のハルジョオンの方が良い様です。

ツバメシジミ レンゲの葉にたまごを生んでいます。

 ヤマトシジミと同じカタバミの仲間が食草だと思っていましたが、どうもマメ科のものが食草のようです。カラスノエンドウも多分食草です。カラスノエンドウは情け容赦なく刈り取っていましたが、すこし考え直すべき??申し訳無いけれどもレンゲはあと10日ほどですき込みです。

満開

 市街地の田んぼなので、レンゲには、ご近所に対するサービスという側面もあります。実際「きれいですね」と良く声を掛けていただきますので、田んぼの好感度UPにはなっている様です。

となりの荒れ畑のハルジョオンキツネノボタンオオジシバリと田のレンゲ

 キツネノボタンは手前中央やや右の黄色い花です。あれもこれもと視野に入れていたら、はて 何を撮るんだったっけ・・・?

 雨も良く降り気温も高いので、草はどんどん伸び、花もどんどん咲いています。次の日曜日にはもち米の種の漬け込みをはじめます。今年の田植えは5月25日からです。

黄砂の朝

4月19日5:28

 黄砂をとおして見る昇ってくる太陽。手前には水路に係留されているボートと、野原にひろがる植物の白い穂(遠いので正体不明。カヤの仲間の穂?それともタンポポの綿毛?)

黄砂による光の散乱で明るい東の空 4月19日5:30

 東の空がまぶしい。黄砂でまぶしいというのはちょっと意外。

4月20日5:25

 黄砂は多少薄まって雲の模様がわかる。

4月20日5:27 昨日の白く散乱する空と違いそんなにまぶしいわけではない。

 今日は南アルプスの上河内岳からの日の出が拝める予定でしたが、山の上空に雲があって残念ながら山は拝めませんでした。次は4月27日頃の赤石岳からの日の出ですが、この季節透明度の高い朝は望み薄かも知れません。

まだ日の当たらない川面の係留杭にたたずむチュウサギ 4月20日5:20

早朝の川面の風景 4月20日4:43

 日の出がだいぶ早くなって、家を出るのが4時台になってきました。そろそろお日様に置いて行かれそうです。堤防の道はますます人の気配が薄くなって、先日はキツネを見かけました。残念ながらタヌキほどは愛想がよくありません。ひらりと身をかわして葦原に消えていきました。人の知らないところでいろんなのが活動しているようです。

ハルジョオンのお花畑の虫たち

ハルジョオンの花畑

 この時期いろんなところで見かけるハルジョオンですが、我家ではスモモの木の下に毎年花畑を作っています。

アオスジアゲハ

先ほどのとは違う子 雌?

絶えず羽ばたいていて、ひらひらとあちらへこちらへ

ツマグロヒョウモン

 雌が出てくるのはもう少し後です。

ベニシジミ

ベニシジミカップ

ハナムグリ

ハナアブの仲間

 この花は白い花びらの長さが他の物に比べて少し短いです。昨年はほとんど花びらが退化したもののも咲いていました。突然変異で現れるようです。無事子孫を残せていれば今年もお目にかかれると思います。

この辺の草刈りは、いつもハルジョオンの花が終わってから。

 あちらこちらで草はどんどん伸びています。草刈りのシーズン到来ですが、写真を撮ったり、花や正体不明の草は刈り残したり、とええ加減なのはいつもの通りです。

黄砂と花粉

 スライドガラスに糊がわりのワセリンをうすく塗って、ほぼ1昼夜玄関前の庭石(高さ1.2mほど)の上にほぼ水平に放置、その後回収して顕微鏡で観察。

顕微鏡画像:対物4倍(肉眼観察で40倍相当) 
小さな粒子を強調するように顕微鏡光学系を調整しています。
左:4月17日~18日(黄砂が観測された日)、右:数日前に暴露した物(黄砂無し)

 大きな影(大体15μm(1000分の15mm)以上)は、花粉だったりゴミだったり。左右で大きなものの数に差があるのは、左は弱風、右は比較的強風の日であった事や、飛んでいる花粉の多少と関係していると思います。左右を見比べると小さな点(大体5μm(1000分の5mm)以下)の数は左の方がだいぶ多いです。どうもこれが黄砂のようです。黄砂は花粉より小さいとは聞いていましたが、だいぶ小さいですね。モンゴルの砂漠からはるばる飛んで来るわけですから、大きな物は中国大陸本土や海に落ちてしまうのですね。

多分 ひのきの花粉  対物40倍(肉眼観察で400倍相当)

 2個くっついてます。花粉のサイズは、1個20μm(1000分の20mm)程度です。

仮面ライダー? いえ多分松の仲間の花粉です。対物40倍(肉眼観察400倍相当)

 調べて見るとこの目のようなのは丸い花粉の上にくっついている二つの気嚢だとか。要するに浮き袋の様です。花粉本体を下、気嚢は空気を含み軽いので上になってふわふわ(?)飛んでいるようです。へぇ~はじめて知った。いろんな工夫してるんやなあ、生き物は・・・

スギの花粉が良く飛んでいた3月17日ごろ、
回収し損ねて雨に当たってしまったサンプル。対物40倍(肉眼観察400倍相当)

 スギの花粉の水滴中での様子を見ています。花粉が水を含んで、花粉を包んでいた殻を破って中身が飛び出しています。抜け殻が中央右下や右のあたりに見えています。出てきた中身は花粉本体の周りに透明な物質をまとっています。これがアレルギーを引き起こす物質を含んでいるようです。テレビで見たことはありましたが、本当にこんな風になっていたんですね。あ~目がしばしばしてきた・・・

 これ以外に小さなダニや、昆虫の抜け殻のかけらなど様々な物が観察出来ましたが、グロテスクな物も多いので以上にしておきます。

 もともとこのワセリンをスライドガラスに薄く塗って大気にさらす手法は、今から50年少し前の中学時代に、空から降ってくる流星塵を捕まえて観察するために試した手法です。当時はグリセリンを塗ってました。流星塵は高温でとけて丸くなった形状の物ですが、なかなか見つけることは出来ませんでした。半世紀もたってまた試すことになるとは思いませんでした。なんでもやってみるものですね。