昨日一日の尾張西部の降水量は約140㎜。
水管理の人が早朝から止水栓を抜いて急いで水路へ排水中。渦巻いて水路へ流れています。ホウネンエビも連れていかれたのでは。この水路は他の田へも水を供給していますので、このようにして生き物は広がってゆくという事だと思います。苗も昼前には頭を出して、ほっとしていると思います。
水位が高いですが、問題なし。ほかの田も水位は高めですが大きな問題はありませんでした。ある水位以上であふれるようにパイプの長さで物理的に水位調整してある田が多いのですが、隣の田との関係で完全止水の田もいくつかあります。
見ていたら何やら少し大きめの魚を何匹かとっていました。増水で水路から田に流入?思わぬごちそう。
この田はある水位以上で水路へあふれるようになってます。隣の田の苗がまだ小さいので、低めの水位に設定されていました。何事もなかったかのように田ではカイエビがたくさん泳いでいました。
大きさは5㎜程度です。どの田にもたくさんカイエビがいて、二匹が連なって泳ぐ姿が見られるようになっています。
小PETボトルで捕獲してみました。二枚の甲殻の中から顔を出して泳いでます。
3㎝ぐらいの大きさで、これぐらいの頻度でいます。
田によりますが、オタマとドジョウは同程度の頻度でいます。
畔の穴の主で困りものですが、田にも出てきて浮いている藻などを食べています。
小PETボトルで採集してきました。あみあみになってます。このあみあみ(①)を少し割りばしでちぎって顕微鏡で見てみました。またまんなかあたりにちょっと太くて色の薄い何やら他と違う太いもの(以下ぶよぶよ(②))がありましたので、これも割りばしでつかんで顕微鏡で観察してみました。
長細い緑の枝が3本接合しており、その繰り返しで網になっているようです。
ぶよぶよはミクロのチューブ状のあみあみの様です。チューブの中は空洞です。
これらの観察から妄想すると、田の藻は②のちいさなぶよぶよ構造から始まり、チューブの網を作る枝それぞれが成長してどんどん大きくなって、一連の網構造のまま(多分チューブ構造のまま?)、田にはびこってゆくのではないかという事になりますが・・・。確認もかねて、採ってきた藻を桶で育ててみることにしました。
藻は苗が小さいときは成長を妨げるので、退治していますが、こうしてみるとなかなか面白い生き物です。