草の天下 7月中旬

 いつものことですが、草が群雄割拠する夏草の天下になってきました。きりのない草刈り作業の息抜きに撮ったものの中からいくつか。

ツユクサ(露草) 柿の木の下で

ヒメクグ(姫莎草) 畑入り口のじくじくした通路を埋め尽くす

コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊) 畑の畝(!)で

メリケンガヤツリ(メリケン蚊帳吊) 同じく畑の畝で

イヌビユ(犬莧) おなじく畝で

オモダカ(面高) 我家の田へ行く途中の余り手が入ってない田で 花の季節

ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)/アメリカミズキンバイ 同じく近所の田で 花の季節

シャジクモ(車軸藻)? 中干しで水を抜く前の我家の田で

イノコヅチ(猪の子槌)とセリ(芹) 田の畦、耕運機の降り口で 

 左の広い葉がイノコヅチ、その右にあり埋もれそうなのがセリ。セリはキアゲハの食草ですが、これまでは抜いてしまっていたので幼虫がついているのを見たことはありませんでした。今年は花も見たいので残してあります。

セリ(芹)の花 まだ咲き始め

クサネム(草合歓) 田の畦、田の中

 草合歓の実はお米に最後まで混じってくるので大きくしない方が良いのですが、夏の暑さに負けて取り忘れてそのままにしておくとずいぶん丈が高くなります。キチョウが良くとまっています。キチョウの食草の一つです。

イヌタデ(犬蓼)の花 色んなところで見かけます 倉庫前のくさかりで

シロバナサクラタデ(白花桜蓼) 毎年良く茂る田の畦で まだつぼみ

イヌホウズキ(犬酸漿) ミカンの畑の草刈り中に しっかりした軸に咲いてます

シマスズメノヒエ(島(縞?)雀の稗) 畑の通路脇で

セイタカアワダチソウ(背高泡立草) ミカンの畑で

 これに咲き誇られるとさすがにご近所の目が厳しいので、小さい内に刈り取るようにしていますが、毎年良く出てきます。

ヌスビトハギ(盗人萩) 畑横の道沿いで

 ひっつき虫になるのでこれもやっかいです。夏の暑さに負けてついつい作業しないでおくと直にこのような風景に。

エノコログサ(狗尾草) 畑横の水路沿いで

 コシアキトンボが良く舞っています。水路にはメダカが多数。雷魚親子もこの水路に出て行きましたのでどこかにいるはず。

ヨモギ(蓬) 柿の木の下の畑で

 今の時期は軸もしっかりしていて小さな木の様です。高さも1mを越えています。花をみてみようと思い刈り残して有ります。

 花を見ようと思ったり、これ何の草だろうとなったりしたときには刈り残しているので、刈り残しの草があちこちにある草刈りなのはいつものことです(刈り残しはあっという間に草に埋もれますので直に目立たなくなります)。

「よいかげん 夏の草刈り ええかげん」

夏の草刈りはきりがありませんのでこの辺で・・・