6月3日に採取してきた田の藻 アミミドロの成長を観察してみました。田植え後何もない状態から急速に発生して田を覆っていくので、どんな生態をしているのか以前から興味を持っていました。
小型ペットボトルの直径は一番くびれているところで4㎝。網目様の大きな構造を持つもの以外に、真ん中あたりに少し太いチューブ状のものが縦になっているのが見える。長さ2㎝程度。いったいこれは何だろうというのが今回の観察の直接の動機です。
スーパーの買い物についてきたPETの平容器に、チューブ状のものだけを移し屋外に置いて、成長を写真記録開始。
後の観察との比較のために写真のスケールを変更(容器の模様を使って見た目同じになるように写真サイズを変更。)
顕微鏡拡大写真(40倍)
ほぼ日数に比例してサイズが大きくなっていっている感じです。網の一辺をつくっている細胞自身が大きくなっていっているというのが実際の様です。
今回観察した例では一週間ほどで10倍ほどの大きさになったので、勤めていた時の様に一週間に1回ぐらいしか田を見ていないと突然発生したという感じになるのも理解できますね。
チューブ状のもの一つ一つが、今回観察したものという事ですね。おびただしい数のチューブの集団。田の方は今回の試験環境と違っていろいろなミネラルもたんまりあって、アミミドロにとっては良い環境なのでしょうね。しぶとそうに見えます。
藻類もおもしろいですね。無性生殖で増えるとありますが、それはまた別の機会に探ってみたいと思います。
今日は、理科の自由研究にお付き合いいただきました。ありがとうございました。