もち米の箱苗育成ログ 4月30日

 我家近辺の田植えは5月20日前後からなので、箱苗(田植え機にセットできる苗)の育成を昨年通り今日から始めました。近隣のプロの農家さん(以下老師)にお願いしていたもち米の箱苗づくりですが、お年を召されたので、やり方を教えていただき昨年から自分たちでやっています。一年一回の事なので、昨年のログノートを取り出して、いろいろ思い出しながら作業。結構時間がかかりました。

 一応老師(本年90歳)に教えていただいたとおりに作っています。土はJA愛知取り扱いの水稲用育苗培土(くみあい肥鉄培土)を農協の資材店舗で購入。

苗箱(内寸58㎝×28㎝、深さ2.8㎝)に土を敷く

 経験の浅いものでも頼れるのは数値。3㎏/箱。均一にならすのは板の切れ端をコテがわりにあっちへ寄せたりこっちへ寄せたり。1年1回6箱ではスキルはあがりません。

水につけておいた籾(十五夜糯1㎏→水を吸うと1.4㎏程になります。)

 微生物防除剤(タフブロック)を調合した液に2日間浸漬。半日水を切って、そのあと水に漬けて室温放置。前日夕方に水を捨てて水切り。

籾の拡大。白いぽちっとしたのが出始めた芽。

 老師は「芽が出る」のを「芽切る」とおっしゃります。これは芽切った状態。順調です。

箱に籾を均等に蒔きます。箱当たり180g。

 これがなんとも要領を得ないしだい。均一に蒔いたつもりでも見ているうちに、ムラムラに見えてきてあっちへ蒔いてこっちへ蒔いてとやっているとますますムラムラ。まあいいか。

 このあとじょうろで水をひたひたになるまでかけた後、立ち枯れ病を防ぐ防除剤(タチガレエースm液剤)を希釈調合した液を箱あたり500㏄じょうろでまいて、土をかぶせれば終了。

土を一様にかぶせたところ

 かぶせる土はだんだん増量して行って、籾がほぼすべて隠れる量を探しました。箱当たり700gとなりました。

6箱準備。3段ずつ重ねて、木で少し浮かせて設置。
このあと一番上に空箱を一つのせます。

老師からいただいた白い厚手のシートを上からかぶせて、
空気の出入りが無いように四方を押さえて完了

 保温と湿度を保つためです。昨年の例だと約一週間で芽が出そろうので、平面に展開して、一度水やり。二週間もすると、シートをはずして露天において朝・昼過ぎ一日2回の水やりで天候さえ順調であれば田植えに間に合う予定。

昨年の2週間後の状況。

今年もうまくいきますように。