ニセガラスというのは、この季節にやってくる渡りガラスの集団から柿の実などを守るために、黒ビニールのゴミ袋を竹竿につるして作った「見せしめのためのつるしガラス」です。カラスに対しての効果は実証済みです。昨日昼頃、家の二階で休憩していたら、突然カアカアと渡りガラスの大群がやってきたので、これは大変と慌てて果樹畑に駆けつけて設置しました。ちなみに義父は、罠でカラスを捕獲して、本物をつるしたと存命中に言っておりました。カラスたちには血も凍る恐怖だったでしょうね。いささか残酷。
渡りガラスの一部隊が集まって騒いでいるので何をしているのかなと思い農作業用カメラIXY(IXY Digital 210IS)で撮影しておいたもの。猛禽を活写しておられる方のブログへのコメントに対するお返事で、カラスは猛禽を追いかけ回すので猛禽は果樹の番犬にはなりませんと言うことだったので、ひょっとしたらと思い写してあったこの写真を拡大して見たらまさに猛禽君がカラスに追いかけ回されている場面でした(先頭の二羽の下の子が猛禽君)。なんでも撮っておくもんですね。ということで猛禽君に果樹の番犬を期待することは難しそうです。
柿が色づくのもう少しもう少しと楽しみに待っていると、ある日突然ムクの大群や渡りガラスの大群にやられて一巻の終りという経験を何度かして、試行錯誤で工夫した物の一つです。畳のへりの帯です。鳥との知恵比べはなかなか面白いですよ。
今年は柿の古木に付いていた実が、気がつくと何か少ないという事件が起こっています。高いところに付いている実なので人の仕業とは考えにくく、また鳥だとつつかれた果実のヘタが木に残るはずなので鳥でもなさそうです。タヌキやハクビシンではないかと疑っているのですが・・・
ここ数日キーウィの収穫をしています。キーウィの棚では毎年キジバトが子育てをしています。その古巣です。子育て中は近づかないようにしています。数年前ですが巣立ったと思われる頃にすぐそばの梅林で草刈りをしていて、リュウノヒゲの茂みのなかで子供のキジバトに出会った事があります。ほんの1mほどの距離の茂みの中できょとんとしていました。知らんぷりしてその場を離れましたが、キジバトの子もなかなかかわいらしいですね。ちなみに今年もキーウィは豊作です。
お店で売られている物では表面の短い毛はこすり取られています。キーウィは不思議と鳥獣の被害には遭いません。鳥がつつくのは冬食べるものが無くなった頃です。もともと日本の物ではないので見てくれから食べ物とは認識されていないのかもしれません。
双葉のがレンゲです。1~2mmの小さな種から1cmぐらいの双葉が姿を表すのはいつ見ても不思議。
昨日、今日と排水のためのトレンチを掘っていました(写真左の畑に沿ったところ)。発芽には湿り気が必要ですが、レンゲが成長するには空気中の窒素が根っこに届く必要があるので、水没はまずいと判断しています。実際水没が長引いたところにはレンゲは茂りません。このあと台風崩れの温帯低気圧が来る予報なので、少々心配しています。