草刈り日誌 畑 5月2日

 野の草花を愛でているとついつい草刈りの間隔が伸びてしまい、知らぬ間に草が大きくなってしまいます。ですので我家の畑では草刈りがこの時期からの大きな仕事の一つです。その中で見つけた生き物たち。ほぼ出会った順で。

ミカンの葉の上の揚羽蝶の幼虫

 この子のついているミカンの木はまだ小さくて、成虫になるまで葉の量が持たないと思われるので、お互いのために、もう少し大きくなったら同じ種類の別のミカンの木に移動してもらいます。

一人生えの(=勝手に生えている)桑の葉の上の天道虫の幼虫

 この幼虫からあの親の形はなかなか想像できません。たくさんいます。油虫も周辺のカラスノエンドウにたくさんいます。

桑の木の若い奴

 アカメガシワ、エノキと並んで一人生えして、切っても切っても生えてくる生命力のある木です。若いうちは切れ込みの有る個性的な葉の形で、年を取ると丸くなるのだとか。人間と同じ??

野ばらの花

 一人生えの野ばら(野茨)。あまり目の届かないところにあるので、知らぬ間に大藪になっています。この草刈りの時期になると、近づいたら痛いぞといわんばかりにたくさんの花が咲いています。

エノキの虫こぶ

 何か変な実がついているなと思ったのですが、調べてみるとエノキの虫こぶ(エノキハトガリタマフシ)の様です。エノキトガリタマバエの幼虫が1匹づつ入っているのだそうです。寄生した害虫をくくりだすエノキの生命力を表しているようにも思えるし、それをうまく活用するタマバエの戦略勝ちともいえる不思議な光景です。これまでも目にしていたのでしょうが、見て見えずでした。

ツチガエル

 草むらから草刈り機に追い出されて、ぴょんぴょん跳んでいるうちはどこにいるかわかるのですが、静止されると、一度目を離したらどこにいるのやら。姿勢を低くして背景に溶け込んでしまいます。泥が落ちているような感じ。

キシダグモの仲間?

 クモもたくさんいます。大きさ1㎝程度。蜘蛛も奥が深そうです。種まで同定できませんでした。何者?

イヌビエ

 これぞ雑草、伸びてすぐ穂をつけて種をまきます。梅の木の下。

梅の実 収穫間近

 梅酒、梅干しづくり。梅仕事が待っています。今年はたくさんなっている様です。

なにもの?

 豆粒ほど。真っ黒。どうやらハムシの仲間。

南天のつぼみ

 実はよく見ますが、これからつぼみが膨らんで、花が咲きます。

名残の藪椿の花

 新緑を背景に最後のひと咲。

 明日もまた草刈り。連休はこれまで野の草を楽しんできたつけの支払いで過ぎていきます。雨でも降らないかな。

 

撮影機材:Kiss X9, EFS18-55mm Zoom.