悪沢(わるさわだけ)岳(荒川東岳 3141m 日本第6位の高峰)。手前に荒川中岳(3084m)が重なっています。荒川前岳(3068m)と共に荒川三山と言われています。私のあたりから見える南アルプスでは一番北に位置する山岳です。これより北の塩見岳や白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)は、手前にある恵那山から続く山並みに隠されて直接は見えません。荒川三山は低くなって行くこの山並みの上にちょこんと顔を見せています。悪沢岳南の岩稜?としたのは写真でその存在に気がついたピークです。地図を見る限り、多分悪沢岳南側にある山稜ではないかと思います。
私は南アルプスでは白峰三山に登っただけです。荒川三山、赤石岳、聖岳、光岳など、この辺から見える山岳には一度は登っておくんだった・・・。
太陽を遮る雲が印象的でした。
日輪の上にお耳の様に見える山のシルエット、右の高まりが悪沢岳、左の高まりは恵那山から南に続く尾根にある山です。一日で日の出の位置は北へ移動して悪沢岳からは外れてしまいました。王冠(クラウン)をいただくチャンスは年二回。天気もあるし、位置も年によって微妙にかわります。
2日の方が雨の後で空気の透明度は高かったのですが、スカイラインは雲の中。雲の向こうから照らされてくるご来光の中に幾筋かの影がみえました。幅の広い一番右の影は多分赤石岳山塊の影、その左のこれも幅の広いのは荒川三山の影、正面当たりの3~4本の影のいずれかは塩見岳の影ではないかと思いますが・・・背の高い雲の影かも知れません。JAXAのひまわり衛星の画像モニターで見ると、この日、富士山や南アルプスの高峰は雲の上に頭を見せているようでしたので、山の影だと思っているのですが・・・
朝日の写真を撮っているとそばの葦原でギョギョシ、ギョギョシと良く鳴いてます。このほかに姿は見えませんがキジがケンケ~ンとやっています。みな子育ての時期かと。
まだ暗い早朝の堤防でキキーッという声は良く聞くのですが姿は見えず。今日は偶然シルエットで見えてくれました。この子も多分子育ての最中でしょう。お疲れ様。