畑の寒起しにやってきた鳥 など

 畑の土中に潜むコガネムシの幼虫やヨトウムシなどのいわゆる「害虫」などをやっつける(多分凍死させる)事を一つの目的として、昔から寒起しというのをやるようです。百姓仕事では先輩の奥様のご命令で耕運機で畑を耕しました。出てくる虫を目当てに鳥がやってきます。

最初の来訪者はやはりモズ、でもウメちゃんじゃない!

 畑で昨年末からよく見かけるのはオスのモズ。畑の電線にとまっているのをよく見かけるので愛称デンちゃん。雄のモズは愛想が悪いです。近くまで寄って撮らしてもらおうとすると、ひょいと飛んで遠くに。レンズをむけるとパタパタパタと視野の外。ウメちゃんはどこ行ったのでしょう。追い出されたかなあ。

ツグミ

 作業の手をやすめてスモモの木をボーッと眺めていたら木に違和感。何かいる。ツグミでした。ツグミヒヨドリのようにジタバタせずじっとしていることが多いです。

寒起こしした畑の向こうに隣のシロ

 次の来訪者は、畑と道をはさんだお隣の飼い猫。我家の畑で虫を捕ったり鳥を狙ったり。でもこの子は我家の畑を遊び場兼トイレだと思っているけしからんやつなので、見つけた時には追い払っています。このときこの子の3mほど先にツグミがいましたが、気がついて無い様子。

ツグミ 不動の構え

 ツグミに気がついて無い理由は多分この不動の姿勢。「無敵のだるまさんが転んだ」?とにかく動きません。面白い。多分相手の目を見ているのではないでしょうか。私に対しても不動の姿勢をとり、わたしが目を離した瞬間に飛んで近くの木に飛び移ったりします。

ジョウビタキ

 ツグミを撮っていたら鬼瓦のジョー登場。最近はあまり隣家の鬼瓦の上では鳴いていません。静かに畑や庭先の木々を巡っているようで、ヒッヒッという鳴き声を聞くこともありますが、自宅玄関前で鉢合わせということもよくあります。

キセキレイ

 鬼瓦のジョーと入れ替わりに来たのはキセキレイでした。久しぶりに見た気がします。日影ではあまり色がわからなかったのですが、写真で見るときれいな黄色です。

 最近果樹畑はおいしくなってきた取り残しのキーウィの実をついばみに来る鳥で賑やかです。今週末からキーウィの剪定や誘引を始めるので、生き物との出会いを楽しみにしています。