ムクドリのお宿入り

ムクドリの大群 12月22日午後4時41分

 ここ二日ほど日没が美しいので、窓から見入っていたら、ムクドリの大群発見。電線に集合しています。ムクドリのお宿入りです。この季節、近隣の竹藪や雑木が茂っているところをねぐらにしており、ねぐらに入る前に近くの電線に集結し、薄暗くなってくるタイミングを見計らってお宿へ飛んで入ります。4年ほど前には、余り手入れしてなかった我家の竹藪がお宿になった事があり、600羽をこえるムクドリが狭い竹藪に飛んで入る様はなかなか圧巻で面白い光景でした。しかしながら、その内ご近所の目に付くことに成り、ご近所から苦情が出る前に、ムクには申し訳無かったのですが竹藪を少し整理、その後ムクドリは寄りつかなくなりました。ですがどうも最近は近所の手入れの行き届いていない雑木の茂った広いお庭にお宿をとっているようです。その方向へ飛んで入っていきました。

4年前 我家の上空を旋回し、お宿入りのタイミングをはかるムクたち 
2019年12月31日午後4時46分

 この点々を数えると600羽ほどいます。

飛行隊形を変えながら、直進しては急激に方向を変えて旋回

 方向転換するたびごとに、600羽のムクの羽音がそろって「ばさっ」と大きな音で聞こえ、圧巻でした。

ムクの川(飛行ベルト)の中の月(月齢5.2)

 いろんな飛行体形のムクたちの中の月。当時、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の中の一節を思い浮かべたことを思い出しました。「今こそ渡れ、渡り鳥!」(渡り鳥ではありませんが)。

月とムクの群れ その2 前のとは飛行方向が異なります

 いやー正直、個人的には、我家の藪にまたお宿をとって欲しい所ですが、鳥インフルの問題や鳥の糞を落とされるのを嫌がられるご近所のことを考えると、竹藪は縮小の現状維持と言うことかと思っています。う~ん録画しとくんだった・・・。ムクドリも面白いですね。