もちつき 12月28日

 毎年12月28日が我家のお餅つきの日です。今日は良い天気で、風もなくあたたかい日でした。屋根はありますが吹きさらしで火を使う作業なので風がないのはありがたい。

竃で蒸す

 一臼2升が単位です。かなり古い竃(しかも移動式!)。ここ数年この位置で固定です。

薪を燃し湯を沸かす

 火を使うのは少し緊張しますが楽しいです。今日は良く乾いていて良く燃えます。火の用心、火の用心。

もち米は前日に精米し、水に浸けておきます。普通のお米よりも深めに精米します。
蒸す前に水を切って、蒸し器に入れて蒸します。

蒸し上がる

 二段にした蒸し器の上から湯気が勢い良く出てきたら蒸し上がり。

餅つき。 昔は杵と臼でしたが、だいぶ前から餅つき機。

 良く出来た機械です。きっと海外には無いでしょうね。我家には普段使いの小型の機械と、正月用のこの機械の二台があります。

のしもち この辺では角餅が標準です。のしもちを作って切ります。

 数年前からのし餅用の餅袋(ポリエチレン)を使うようになりました。餅とり粉でやっていたときにはカビが生えやすくて長期保存出来なかったのですが、餅袋にしてからは長持ちするようになりました(空気が遮断できるので)。つきあがったのを餅袋に入れて、のし棒で伸ばします。のし餅は、10枚ほど作り、自分のところで食べる以外に、お歳暮がわりに親類や友人たちにもらっていただいてます。半日たてば固くなるので、はさみで切ります。

鏡餅

 お正月のお飾り用。お正月の後は、寒ざらしをして良く乾燥させ、細かく砕いたのを揚げておかきにしています。

色んな神さんに供えるミニ鏡餅用丸餅

 これらは小さな鏡餅にして、神棚、仏壇のほか、仕事場などにお供えします。

後片付けのためのお湯を残り火で沸かし、洗い物をして餅つきはおわり。

 残り火が小さな音を立てていこ(熾)っている様を見ているのは楽しいですよ。ずいぶん長い時間火が残っています。日が沈んで暗くなったあと息を吹きかけると赤い小さな火がチロチロと復活。昔の炉端の楽しみの一つでしょうね。エアコン一発はやはり風情がないなあ・・・。とはいうものの火の用心、火の用心。

 このあと、のしもちを切る仕事が待っています。明日は親類へ配ったり、友人に送ったり。それが終わるといよいよ年越しです。